「資料を作る」「サイトを整える」のような大きな目標は、最初に何をするか迷いがちです。AIには、自分の制約と完了条件を渡し、実際に手を動かせる作業の候補を整理してもらいましょう。
執筆:マトリバ編集部 / 最終更新:2026年10月12日 / 公開:2026年10月3日
作業手順を整理する実践ガイドです。本文の記入例・数値例は架空の例です。
1. 目標と使える条件を書く
作りたいもの、提出先、締切、手元の資料、使える時間を整理します。分からない条件は未定として残し、先に確認が必要な作業も候補へ入れてください。
作業量をAIに断定させるより、必要な工程の抜けを見つける補助として使います。初めての仕事では、見積もりを試しながら修正する余地を残します。
2. 動詞で始まる小さな作業にする
「調査」のような項目だけでは着手しづらいため、「指定された資料を開く」「説明に必要な見出しを三つ書く」のように、動作と終わりの目安をセットで求めます。
細かくしすぎると管理する負担が増えます。短い作業時間でも再開できる区切りを選び、毎回のクリックまで記録する必要はありません。

3. 順番と確認待ちを分ける
資料が届いてからでないと書けない本文と、先に用意できる提出フォルダは、進められる条件が異なります。「先に必要な情報」「他の人の返答待ち」「今できる作業」を分けます。
すべてを順番に並べるだけでなく、同時に準備できることと、前工程の確認が必要なことを見てください。人に連絡する場合は、内容と送信先を自分で確認します。
| 大きな項目 | 次の動作 | 終わりの目安 |
|---|---|---|
| 資料の構成 | 見出しを三つ書く | 相手に確認できる一覧 |
| 本文の作成 | 最初の見出しを下書き | 必要な事実が入った |
| 提出前確認 | 数字とリンクを照合 | 確認結果を記録 |
4. 架空の説明資料を例に試す
三枚の説明資料なら、目的の確認、見出しの作成、本文の下書き、図表、事実確認、提出の順に候補を作れます。枚数だけでは調査や確認の時間は決まらないため、素材の有無も考えます。
AIが提案した作業に、依頼されていない成果物が混ざっていないか点検します。範囲を広げる提案は、必要性を判断してから予定へ入れます。
5. 実際の進み具合で計画を直す
最初の一工程を行い、かかった時間とつまずいた理由を記録します。残りの作業が似ているなら見積もりの参考にできますが、難しさが違う工程へそのまま当てはめないようにしてください。
作業を中断するときは、次に開く資料や修正する箇所を一行残します。AIの一覧を増やし続けるより、次に行う一つの作業が分かる状態を目指します。
入力指示と工程一覧の作例
架空の条件を整理した編集部の作例です。特定のAIサービスが実際に出した結果ではありません。
編集部の架空の作例です。実際の案件・サービスの実測結果ではありません。
入力指示:3枚の説明資料を作る工程の候補を表にしてください。用途は社内説明、素材は仕様書のみ、締切は未定。作業/最初の動作/完了条件/先に必要な情報を出し、担当や時間を作らないでください。 工程例1:構成/伝える要点を三つ書く/確認できる見出し一覧/説明の目的 工程例2:下書き/仕様書の該当節を開く/各要点の説明がある/確認済み構成 工程例3:点検/数字を原文と照合/差異と未確認を記録/原資料 人が追加確認:締切、確認担当、図を使う範囲
コピーして使えるひな形
目標と成果物: 完了条件: 締切・使える時間: 手元の資料と未定の情報: 出力:作業/最初の動作/完了の目安/先に必要なこと 未確定の時間は断定せず、試して確認する項目として残す。
AIの工程案に足りない依存関係を見つける
練習用の架空ケースです。工程が細かく並んでいても、先に必要な情報がなければ着手できません。
試す条件・記録:AIの案:構成を作る→本文を書く→図を作る→提出/現状:読み手と図の使用許可が未定
- 構成の前に『読み手と伝える要点を確認』を追加する。
- 図の前に『使用できる素材と掲載条件を確認』を追加し、未確認なら図の公開を止める。
- 担当や時間をAIが推測で埋めていた場合は、要確認へ戻して作業計画に引き継ぐ。
判断の目安:次の動作、必要な情報、完了条件がそろった工程だけを着手可能とします。細分化の数ではなく、実際に次へ進めるかで工程案を評価します。
2026年10月12日:判断例・確認手順を追記。AIと運営者の役割・確認範囲。
最後に確認すること
- 依頼されていない作業を増やしていない。
- 最初の動作と完了条件がある。
- 確認待ちと今できる作業を分けた。
- 試した時間を記録した。


コメントを残す